台北の旧台湾総督府に行ってきた!:2019台湾旅行
2019年2月の台湾旅行で現在は台湾の総統府として使われている、日本統治時代の旧台湾総督府にいってきました。入場や内部がどのようなかんじだったのか、紹介したいと思います。
まず、この総統府についてですが、日本統治時代の1919年に竣工し、現在でも中華民国の官邸として使われているものです。赤レンガを基調としてつくられていて、とても立派です。
台北の中心地にあり、二二八平和記念公園に近くにあります。MRTだと西門駅や台大医院駅からが近いです。
後からガイドさんから聞きましたが、この建物は東京駅を同じ年代に作られていて、見た目も似ているところがあり、品川のレンガが使われているそうです。
政府関係の施設として今も使われているので、観光客向けの開館は9:00~11:30に限られ、入館するには、パスポートなどの身分証明書とセキュリティチェックが必要になります。また、この建物の周りには、軍関係の人でしょうか?警備員や警察とはまた違った、厳重そうな装備をした人が警備にあたっていました。
入り口は建物の裏側になります。
少し並んで、警備員に身分証明書を見せます。基本的にパスポートを見せれば大丈夫です。このときの警備員は日本語を話せました。
敷地内に入った後にも、もう一度パスポートを見せ、受付をします。人数などを聞かれました。ここで入場記念?のシールをもらいました。これは胸元あたりに貼ります。
そして、セキュリティチェックになります。空港の保安検査と一緒です。
カバンの中身も見られたのですが、僕はこの2泊3日の旅行の荷物を全て一つのリュックにまとめていたので、リュックがふくれていて、割と入念に見られました。
あとペットボトルを持っていましたが、「ちょっと飲んで」と言われ飲まされました。
政府関係の施設とあって、思ったより厳重です。
入館に関しての一連の流れのなかでは、多くのスタッフの方が日本語を理解してくれるので、あんまり心配はいらないと思います。
見学は必ずガイドと一緒に行動します。
日本人には日本語のガイドがつくので、日本人がある程度まとまってから見学が始まります。
このときは10人くらい集まってからスタートしました。
担当のガイドさんはボランティアのおじいちゃんでしたが、日本語でいろいろと教えてくれました。
聞けば今の天皇と同い年で、小学校5年生まで日本語を勉強させられていたそうです。
中の写真撮影はOKでした。
展示は日本の統治時代のこと、台湾の現政権のこと、台湾の島々など他の観光地の紹介など様々でした。
ガイドさんがいろいろお話してくれるのですが、その話がとても勉強になりました。
ガイドさんは台湾と日本の歴史はもちろん、現代の日本のことについてもよく知っていて、僕は自分の無知が恥ずかしくなりました。
時には、ガイドさんから「今の天皇は何代目?」「女性天皇は何人いたか?」などの質問が飛び、なかなか答えられる人がいないと「チコちゃんに叱られますよ!!!」といったセリフが飛ぶなど、楽しませてくれました。いや、楽しんでいる場合ではなく、勉強しなければと思わされました。
他にも、戦艦大和の甲板や、明治神宮の鳥居の木材は台湾産であることなど、日本と台湾の関係について、新しい知識を得ることができました。
見学を通して、台湾と日本の関係や歴史について学校では習わないような話を聞くことができて、とても満足でした。同時に自分の知識不足も思い知らされました。
日本人として、夜市や九份などの観光地だけでなく、このような歴史を学ぶ場にぜひ積極的に行って欲しいと感じました。
台湾旅行の際には、必ず行程に入れてほしいと思った場所のひとつです。
中庭、この日は雨模様でした |
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